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	<title>ノベル - liar-rabbit&#039;s hut</title>
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	<description>嘘吐き兎の小屋　～素直は難しい～</description>
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		<title>あず</title>

		<description>「・・・って・・・・・さん・・・」

…</description>
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			<![CDATA[ 「・・・って・・・・・さん・・・」

朝、目が覚めた。


目覚めの悪い朝だ。
今は11月も間近な秋めいた朝。

この時期にはいつも同じ夢を見る。

あたしは高校２年。
早行きってやつで、今だ16歳。
一応全日制の春日丘高等学校に籍を置いている。

高校に上がって３カ月であたしは独り暮らしを始めた。


「相変わらずやな顔だな・・・」
顔を洗った後、鏡に映る自分の顔を見てつぶやいた。

あたしは鏡が嫌い。
なにが悲しくて、どんどんあいつに似てくる顔を見なきゃいけなんだ。

うちの家には鏡は１つ。
洗面台にあるこれ１つしか置いていない。
この洗面台で、あいつに似てくる顔にこれでもか！って程
化粧をして家を出るのがあたしの日課だ。
その為に自転車10分の登校距離な高校に行くのに
2時間も前に起きて支度をしているんだからあたしも凄い。


「あず～～～！！めし～～～～～！！」騒々しく玄関が開く。
『またうるさいのが来たか・・・』

このどうしようもなく騒々しい、中２病な奴は『里森　良太郎』
あたしを産んだ女の、妹の元旦那のお姉ちゃんの息子。
つまりは他人。なのだが、本人はいとこだと言ってるあほだ。

「うるせぇ～良太郎！飯なら自分で食う！毎日来るな。」
あたしが良太郎の顔も見ずに言うと、良太郎は
「うるせぇ～りょう！って呼べってんだろ！それにかあちゃんがあず呼べ！ってんだよ
かあちゃん可哀想だろ！たまには食いに来いよ。」
これも毎朝の日課の会話だ。
良太郎の母ちゃんはなんでも『杉　良太郎』ってのが好きで
自分の息子にその名前をつけたが、当の本人は古臭いと言って嫌ってる。

「自分で飯食うっても、あずの家冷蔵庫すらねぇ～じゃん」
高校生で１人バイトして暮らしてるあたしは、冷蔵庫なん贅沢品は持ってない。

「うるせぇ～な毎日・・・冷蔵庫なんて電気代かかるもんおかねぇ～よ！」
自転車と言う贅沢品を持たないあたしは、部屋の鍵もかけずに、良太郎を残して家をでた。
まぁ～鍵なんて無くても盗まれるモノなんてなにもないからだ。

ゆっくり歩いて登校していると、予鈴と共に学校に着く。

あたしの中で高校は、生活ができる仕事に就くための過程でしかない。
友達を作りに来た訳でも、ましてや青春をおうかしに来た訳ですらない。


どぎつい化粧のせいか？笑わない表情のせいか？
誰もあたしには近寄らない、話しかけない・・・

「ひっでぇ～な！置いてくなよあず！俺遅刻しちゃったじゃん！」
良太郎・・・こいつを除いてはだ・・・（汗）


あたしはみんなが話しかけない、関わってこないこの空間が気に入ってる。
怒涛の様にしゃべりくる良太郎を無視して席を立つ。

こいつは犬だから、そうやっても後をついてきてしゃべりまくる（汗）


「てめぇ～はうるせぇ！！！朝から何回言やわかるんだ？学校で話しかけるな！」
家のすぐ隣のマンションに住んでる良太郎も、なぜか同じ学校だ。
クラスも違うのにいつも声かけにきやがる。

高校入るまでは良太郎の家に世話になってたあたしは
家のすぐ近くなら・・・と言う了承の元、一人暮らしを許された訳で
自分から良太郎の近所に住んでるわけじゃない。
本当は高校すら行かずに里森家から出たかったんだか
おじさんとおばさんが許してくれなかった。

「だっておめぇ～せっかく俺が呼びに行ってるのに置いてくんだもんよぉ～鍵もかねぇ～し…」
すねた口調で良太郎がブツクサほざく。
「良太郎が用意もしてねぇ～のに待ってられっか！っか話しかけんな！」
「あっ！おまっ！りょうだっつってんだろぉ～～」

後ろで叫んでる良太郎を置いて、あたしはその場を後にした。
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		<dc:date>2010-10-24T15:55:58+09:00</dc:date>
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		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
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